岡野社長第78回自由民主党大会がグランドホテルプリンスホテル赤坂で開催されました。
まずはじめに、岡野工業株式会社の岡野雅行社長からゲストスピーチをいただきました。多くの経済番組で取り上げられていますのでご存じの方も多いと思います。金属深絞り加工の職人として従業員6人の町工場でありながら、「痛くない注射針」など他がマネできない高い技術力を持って、NASAをはじめ多くの大企業に採用され、何億もの売上をあげています。
岡野社長は、町工場の重要性について訴えられました。町工場はノウハウの集まりであります。そのノウハウを守ることこそが国益につながり、国が全面的にバックアップしていかなくてはなりません。日本の中小企業に人材が集まるよう支援していくことが重要であります。私も「地域が原点」と長年訴えておりますが、地域が元気になるための中小企業施策を引き続き訴えてまいります。
石原幹事長その後、石原伸晃幹事長からは党情報告がございました。 『昨年は、自民党再生の足がかりを築く一年であり、新綱領を基に党運営や参議院選挙公約作成など、党再生への取組を強化しました。
本年は、日本を立て直す、まさに「勝負の年」です。菅内閣の問題点を徹底的に追及していきます。政治の責任を明確にしつつ、堂々と論戦に臨みます。』
そして、石破茂政調会長からは政策報告がございました。
『政権奪還は自民党のためではありません。次世代への責任です。今、わが党が何をするのかが問われています。「自民党が良いから自民党」との評価をいただき、安定して確固たる政権を樹立します。
他党の批判に終始することなく、国をこうするというビジョンを明確にし、一日も早く解散に追い込み、統一地方選挙に勝利します。』
谷垣総裁最後に谷垣総裁の年頭演説です。
『私達は、下野してから、政治姿勢の反省から再出発し、新しい綱領づくりから出発しました。自由と民主の理念のもと、守るべきは守り、常に秩序の中で進歩を求める保守政党であることを宣言しました。自助自立を基本としながら、共助・公助で支え合う、温かい絆社会をつくることを確かめ合いました。
まず民主党は、マニフェストを謝罪し撤回すべきです。自民党は、財政力を回復させ豊かな福祉社会の実現に邁進する決意です。財政再建とともに緊急の課題は再び経済成長のレールに乗せることです。企業に目を配り、若者の雇用に万全を尽くすよう働きかけていきます。
党大会の模様来るべき通常国会では、民主党のこれまでの失政を徹底的に追及します。と言って、いたずらに国会審議を混乱させることはしません。政策ビジョンを国民の皆様の前に堂々と示していきます。
新しい自民党は、新しい時代を切り開いていかなければなりません。』
と力強い挨拶がありました。
この4月には統一地方選挙があります。千葉県議会議員選挙では、松戸市は二名の公認候補者。市川市は三名の公認候補者と一名の推薦候補者。すべての候補者の必勝を期し私も活動してまいります。
尖閣諸島その後、政策ワークショップが外交・安全保障、公共事業など9つのテーマで開催されました。とりわけ印象深かったのは、フォトジャーナリスト・山本皓一氏が講演した「日本が行けない日本領土」では北方領土、竹島、尖閣諸島、沖ノ鳥島をはじめ取材した写真をスクリーンに映しながら、国境の実情を説明しました。ビデオは一見の価値があるものでした。日本は海洋国家であり、大陸の国々とは違い国境が目に見えない国です。改めてその国境、領土の重要性と歴史の重みについて考えさせられました。そもそも尖閣諸島は、日本固有の領土であり領有権の問題は存在しないのです。
参考資料:尖閣諸島 「尖閣諸島を守る会」発行より抜粋